宮台真司「今の中学生の8割はクズ」——法を破ってでも人を救えるか?

宮台真司「今の中学生の8割はクズ」——法を破ってでも人を救えるか?
「大切な人を守るために法を破らなければならない状況になったとき、あなたはどうしますか?」

社会学者の宮台真司氏は、2013年頃に中学生を対象にこの問いを実際に調査しました。結果は衝撃的で、なんと約8割の中学生が「法を破れないので助けられなくても仕方がない」と回答したそうです。

この結果を受けて宮台氏は、初めて「クズ」という言葉を使います。「今の中学生の8割はクズ」
これは一見、子どもたちへの侮辱のように聞こえるかもしれないです。でも宮台が言いたいのはそういうことではなくて、「彼らが悪いのではなく、育ちが悪い」ということです。

「人を幸せにするためなら法を破る」という判断は、むしろ倫理的な行為になりえます。イエス・キリストを例に出しているのも興味深いところで、神殿の両替商を追い払い、安息日の規律を破ったイエスは、ユダヤ法の観点から見れば明らかな犯罪者でした。それでも彼が後世に「倫理の象徴」として語られるのは、より大きな人間的価値のために行動したからにほかならない。

問題は、現代の子どもたちがそうした価値判断を育む環境にいないことです。ルールを守ることそのものが目的化され、「なぜそのルールが存在するのか」「どんな価値を守るためのルールなのか」という問いが失われてしまっています。
法を作っているのが悪人かも知れないという大切な視点も・・・。

「今の中学生の8割はクズ」——法を破ってでも人を救えるか?社会学者・宮台真司が問う”倫理の本質”

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