「多数決はバカだ」——ソクラテスが命を賭けて暴いた民主主義の致命的欠陥

「多数決はバカだ」——ソクラテスが命を賭けて暴いた民主主義の致命的欠陥とは?
あなたは、自分の頭で考えて投票していますか?
選挙のたびに、なんとなくテレビで見た顔に投票して、なんとなくSNSの雰囲気に流されて、なんとなく「みんながそう言ってるから」で判断していませんか?

実は、まったく同じことが、今から約2500年前のギリシャでも起きていました。
弁が立つ政治家が熱い演説をぶち上げ、中身を吟味しない市民たちが熱狂し、気づけば国家がどんどん腐っていく——。その構造に、命がけで「待った」をかけたのが、哲学者の代名詞・ソクラテスです。

彼のやり方は、実にユニークなものでした。偉そうに演説する知識人のもとへ「バカなふり」をして近づき、ひたすら初歩的な質問を投げかけ続ける。「正しいってなんですか?」「幸せってなんですか?」——そうして相手の無知を、大勢の前で白日のもとに晒す。

そしてソクラテスの弟子・プラトンは、師匠が「民主主義的な多数決」によって死刑にされるのを目の当たりにして、こう結論づけました。
「多数決はバカだ」

航海術も知らない船員たちの多数決で、船の進路を決めるか?——プラトンのこの問いは、2500年後の今も、まったく色褪せていません。

現代では、SNSのアルゴリズムが「見たい情報だけ」を届け、フェイクニュースが瞬時に拡散し、私たちは知らないうちに「製造された意見」を「自分の意見」だと思い込まされています。これは現代版の衆愚政治であり、ソクラテスが命がけで警告した世界の、デジタルアップグレード版です。

民主主義の致命的な欠陥とは何か。多数決が「バカ」である本当の理由とはなにか。そして、その中で私たちひとりひとりに何ができるのか——。

2500年前の哲学者が、現代の「なんとなく投票」に怒っている件。

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上城 孝嗣web master

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