【鈴木宣弘】タネと農と食といのち、大切なものをわたしたちがどう守るのか?

あなたの食卓は、あと何年もつ?——日本の「食料崩壊」が静かに始まっている・・・。
スーパーに行けば何でも買える。それが当たり前だと思っていませんか?
実は今、その「当たり前」が足元から崩れ始めています。

日本の食料自給率の低下は、偶然ではありません。戦後のアメリカ占領政策によって麦・大豆・トウモロコシの関税が一気に撤廃され、国内農業は壊滅。さらに「食生活改善」という名のもとに、日本人の食文化そのものが都合よく「改変」されてきた歴史があるのです。

その結果どうなったか。1970年代に防衛費の2倍あった農水予算は、今や実質的に削られ続け、農家の平均年齢はついに69歳に達しました。フランスが51歳であることを考えると、この差がいかに深刻かがわかります。現場を回る専門家たちは口をそろえて言います。「10年は持たない」と。

追い打ちをかけるように、世界情勢も激変しています。ロシアは「敵国には売らない」と食料を武器化し、ウクライナの農業インフラは破壊され続けています。中国は14億人が1年半生きられる食料備蓄を進め、世界の穀物在庫の大半を買い集めている状況です。「お金さえ出せば輸入できる」という前提が、根底から崩れつつあるのです。

では日本の備蓄はどれだけあるのか。答えは、たった1.5ヶ月分です。

また、「昆虫食」の問題も見逃せません。まともな食料生産政策を語らずに、「コオロギを食べればいい」という議論が出てくる背景には、非常に気になる論理のすり替えがあります。

種の問題、昆虫食への誘導、農村コミュニティの消滅——見えにくいけれど、確実に進む「食の解体」が日本で起きています。

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上城 孝嗣web master

投稿者プロフィール

好奇心旺盛なワクワク人間です!
人を驚かせたり、喜んでもらえる事をするのが好きです。

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