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「Qアノン」ってなに? トランプ大統領がディープ・ステート(闇の政府)と戦う救世主?!
- 2020/4/23
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今回はネット上に溢れる「Q」の文字。「Qアノン」について話していきます。
Qアノン(QAnon)は、2017年10月にハンドル名「Q」を名乗る何者かが、匿名掲示板4chanに投稿した極右の陰謀論からはじまりました。
「Qアノン」とはQを信じる匿名の人々、というような意味で使われています。
トランプ大統領とその支持者に敵対するとされる「ディープステート」が画策する陰謀について語っているコンテンツが多く存在しています。
これらは、多くのリベラル派のハリウッド俳優、政治家、高官らは 国際的な子供の人身売買に関与していて、トランプ大統領は、ロシア疑惑を偽装しつつロバート・モラーを任命し、モラーにバラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、ジョージ・ソロスからなる犯罪組織を解明させて、彼らが企てるクーデターを防止しようとしていると主張しています。
「Q」とはアメリカ合衆国エネルギー省が定める最高機密の閲覧資格である「Qクリアランス」を意味しています。
この資格保持者は、アメリカ国防総省の最高機密をも閲覧することが出来ます。
「嵐」「大いなる覚醒」という名の下に、主にトランプ大統領支持者によって広められたこれらの陰謀論は、「事実無根」、「錯乱」、「証拠がない」と広く見なされています。
その支持者は、「錯乱した陰謀カルト」、「インターネットで最も常軌を逸したトランプファンの一部」と呼ばれています。
Qアノンの支持者は、2018年夏頃にトランプ大統領の支持集会に参加し始めたのですが、日本にも賛同者がいて、「QアノンFan」「QArmyJapan」「QmapJapan」その他の名で、「人工地震兵器」「気象兵器」「バラク・オバマも小泉純一郎もグアンタナモ米軍基地に送られ処刑された。」「ディープステート大量逮捕」などの陰謀論を拡散し続けています。
文中に、「Q」の大文字を敢えて入れることで宣伝を行なっているとされます。
内容的には嘘が多いのですが、その中に事実が混ざっていたりもします。
未成年女性の人身売買などに関与した容疑で逮捕されたジェフリー・エプスタインはディープステートのメンバーだとされる大富豪で、ビル・クリントンや、イギリスのアンドルー王子など、他にも数多くの交友関係が表面化しています。
しかし、エプスタインは拘置所内で自殺したとされています。
自殺防止のために24時間体制で監視されていたのですが、なぜか死亡した日に限って監視が解除されていたことから「エプスタインは殺された」という各種の陰謀論がネットで飛び交うようになります。
それどころか、トランプ大統領が「犯人はビルとヒラリー」だという陰謀説を、根拠なくツイートで拡散しているのです。
ただ、事実を追及していくとジェフリー・エプスタインとトランプ大統領は何十年も前からの付き合いがあり、未成年と思われる女性に囲まれてのパーティー現場で2人が一緒にいるのを写真に撮られています。
冷静に物事を見るとわかってきますが、みんな繋がっていたのでしょう!
しかし、トランプ大統領は、QとQアノンを巧妙に利用します。
「信者」たちは、Qがアルファベットの並びで17番目であることから、17という数字を何らかの意味がこもった「サイン」とみなしています。
そのため大統領は、17を含む意味深なツイートを連発して、Qアノンたちの気を引き、煽っているのです。
こうした「悪ノリ」が、Qアノンたちを増長させ、より先鋭化させています。
ハイウェイを封鎖する事件がおきるなど、Qが恐ろしいのはデマを流すだけでなく、行動も促していることです。
これが行き過ぎるとナチスのような構図が生まれてしまいます。
マフィア同士で悪い人間を淘汰してくれるのは良いと思いますが、善良な市民を巻き込むのはやめてほしいところです。
複雑に絡み合った物事の中に真実が埋もれています。
偏ったものの見方に注意しましょう!
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