今回は世界最古の謎の遺跡「ギョベクリ・テペ」について話します。
やりすぎ都市伝説で関暁夫氏が「クババ」を取り上げていましたが、そのクババが女王として君臨した地がギョベクリ・テペです。
今から約1万1500年前、狩猟採集民族が現在のトルコのアナトリア半島に建設したと言われている巨大神殿ギョベクリ・テペは、人類最古の神殿である可能性が高く、新石器時代研究にとって極めて重要な発見のひとつとされています。
1983年、トルコ南東部のシャンルウルファ県郊外にある山頂からギョベクリ・テペが発見されました。
1995年、シャンルウルファ博物館とベルリン・ドイツ考古学研究所による共同の発掘作業が開始され、全容が明らかになりました。
ギョベクリ・テペは、エジプトより約7000年も昔の、1万1500年前に作られたと考えられる世界最古の宗教施設であることが分かりました。
神殿が建てられた当時、人類は狩猟生活を送っていましたが、移民である彼らが一つの場所に巨大な建造物を作ったことは、考古学の不思議と言われていました。
さらに考古学者たちを驚かせたのは、ギョベクリ・テペの円形構造物と、無数にある石灰岩の巨大な柱のレイアウトに幾何学の知識が使われていることでした。
ギョベクリ・テペの遺跡には円形の囲い最大直径20メートルのものを含め、円形の囲いが3つあるのですが、
この3つの円の中心を結ぶときれいな正三角形になるのです。
つまり、この建設を指揮した者は、幾何学的知識を持っていたことになります。
ギョベクリ・テペは、まさに考古学の不思議です。
1万1500年から1万1000年の間の新石器時代に建造されたもので、巨大な円形の石の構造物や、高さ5.5メートルもある石柱が無数に見られます。
当時はまだ、農耕や家畜の飼育はなかった時代なので、狩猟採集民族が建てたとしか思えないのですが、動物を追って生活する彼らは定住していなかったはず。
そのような状況下で、このような複雑で巨大な建築物を作ることは考えられないことです。
また、これだけ大掛かりな遺跡にも関わらず、遺跡周辺には水場がなく、作業員の住居、農耕の跡もなく、人が生活した痕跡がまるで残されていなかったのです。
これまで文明の誕生は、まず農耕が始まり、後に組織的な宗教が生まれたというのが定説ですが、ギョベクリ・テペの発見はこの通説を覆すものとなります。
すなわち、考古学の常識であった「人間が狩猟や採集生活から定住して農耕を始め、大きな社会を形成するにつれ生じるようになった集団内部の争いを抑え、共同体としての共通した象徴を信じるために宗教が生まれた。」という従来の説の見直しが迫られることになります。
狩猟時代に神殿が作られているということは、農耕という最初の文明以前に宗教があったことを意味します。
そして、この聖地で人間の頭蓋骨をまつる「頭蓋崇拝」が行われていたらしいことが、最新の研究でわかったようです。
ドイツ考古学研究所の人類学者ジュリア・グレスキー氏は、頭蓋骨には直線状の深い溝がくっきりと彫り込まれていて、特殊な顕微鏡を使って詳しく分析したところ、この溝は火打石で意図的に刻まれたものであることが明らかになったということです。
この遺跡の頭蓋骨には文化的に特別な意味があったことを示す証拠があると、グレスキー氏は言います。
「石柱に描かれた頭部のない人物や人間の頭部をかたどった石像など、この遺跡からの出土品は図像学的に頭蓋骨を強調しているのです。」
ここで、やりすぎ都市伝説で関氏が語っていた、「クババによって人類は知恵をプログラミングされた。」という事に繋がってきます。
このクババとは古代ギリシャや古代ローマで「知恵の神」として崇拝されてきたキュベレーだと言います。
頭蓋崇拝は知恵を授けられた貴重な頭を祀るというものです。
さらに話は展開し、クババが君臨していたアナトリアでは隕石や立方体をご神体として祀っていたようで、この立方体を表すキューブ型の母船に乗って地球外から飛来したのがクババだというのです。
頭の固い人は、ここで馬鹿にしたような笑いを浮かべるところだと思います。
しかし、人類ははるか昔からこのような事を繰り返してきているのです。
陸だけで暮らしている頃、海に乗り出すという者がいたら「波にのまれて死ぬだけ」と馬鹿にし、空を飛ぶと言い出す人が現れると、「鳥じゃないんだから無理」とあざけ笑い、
月へ行くなんて言い出したら「頭がおかしいのか」と罵られてきたんです。
自分が理解できない事に対してすぐに「そんなのおかしい」とか「嘘に決まってる」という人たちが必ずいます。
ですが、歴史が証明してきました。
クババに関しても嘘だという事が証明できない限りは、事実だという可能性があるという事です。
聖書のヨハネ黙示録21章の中に「都は四角形で、その幅と長さは同じ2200キロメートルであった。長さ、高さ、幅は全て同じである。」と記述されています。
他にも、粘土板に記された古代メソポタミアの文学作品「ギルガメッシュ叙事詩」の中にもキューブの存在が描かれていると言います。
これは聖書の「ノアの方舟」の元になっている物語で、違いは船が立方体であるという事です。
そして、この立方体について、我々は当たり前のようにとらえているものですが自然界ではあまり見る事がない存在です。
クババによって立方体を知ることになった人類は計算するという概念を手にし、建造物を作ったり、都市文明を形成するための様々なものをコントロールできるようになったという事です。
ピラミッドも三角形に見えていますが、実はキューブの集合体です。
クババが乗ってきたとされる母船は、アニメ『正解するカド』でも見事に描かれていました。
この作品のようにキューブが我々の目の前に現れる日が近いと言います。
あなたは、この話をどう思いますか?
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