今回は日本人にとって大切な魂の部分である「古事記」について話します。
以前の動画「神話をなくした民族は滅ぶ!」でも触れましたが、第二次世界大戦後にGHQによって神話を学ぶ機会が奪われました。
これは日本人の魂を奪い、骨抜きにするための計画でした。
フランスの有名な学者、ジョルジュ・デュメジルは「神話を持たぬ民族があれば、それはすでに生命をなくした民族だ。」と言いました。
20世紀を代表するイギリスの歴史学者、アーノルド・J・トゥインビーは「12、13歳までに神話を学ばなかった民族は例外なく滅ぶ。」と言っています。
つまり、民族にとって物凄く大切だという事を表しています。
大人から子供まで、しっかりと学ぶきっかけになればという思いで動画を作ることにしました。
古事記とは?
「古事記」は西暦712年に編纂された日本最初の歴史書と言われる書物で、上巻かみつまき・中巻なかつまき・下巻しもつまきの全三巻となります。
上巻は天地の創造から神代を語っていて、中・下巻は初代神武天皇から33代推古天皇までの事績を記しています。
原本は現存せず、最古の写本が愛知県にある真福寺に残っています。
「古事記」の成立過程は、「序文」と呼ばれる部分に書かれていますが、それによると40代天武天皇が、天皇家の系譜を記した「帝紀」と、朝廷の伝承を記した「旧辞」が、時と共に内容に手が加えられていき、史実と異なる記述が多くなってきたので、この虚偽を正すために、稗田阿礼に誦習させたのが始まりということです。
天武天皇の死後、作業は一時中断されましたが、43代元明天皇が引き継ぎ太安万侶に命じ、稗田阿礼が口述した内容を筆録させたのが「古事記」となったのです。
「古事記」の特徴として上げられるのは、全体の3分の1が神代の神話で占められているという事で、永続する国家の基盤を作るためには、天皇家が神の子孫であることを示し、支配体制の根拠とする必要があったからだと言われています。
そして「古事記」を読み理解することで、日本の成り立ちや建国の理念がその中にある事に気づくと思います。
我が国統治の根本は、神勅にあるように、「シラス国」であり、神の心と一つとなって国を治め、平和と繁栄を築くことに特質があるのです。
新生古事記伝
古事記の内容をどう伝えようか考えていたところに、分かりやすい動画をシェアしてくださる方にたどり着きました。
下手に伝えるよりも、しっかりと古事記を読んでいただくきっかけになる事を重視し、動画を使わせていただくことにしました。
10分程度ですので是非最後までご覧ください。
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