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親子の触れ合い期間を奪う動物の売買

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生後2カ月未満で売られている犬を見かけることは普通にあると思います。

2カ月未満で店頭に並べるためには、生後1カ月程で親兄弟から無理やり引き離し、輸送してせりにかけてさらに空輸などをしなければいけません。

仔犬はまだ赤ちゃんの状態で多大なストレスを与えられます。

そしてショップで人目にさらされながらガラス張りのショーケースの中でひとりで過ごすんです。

仔犬が利口な犬として生きるために必要なことは普通なら親犬から教えてもらうのですが、その過程が奪われてしまってます。

哺乳類は、親とのふれあいが脳の正常な発達にとって不可欠であることが、過去の様々な実験などによって確認されています。

しかし、ペットショップなどで売られている仔犬は親とのふれあいをも奪われているんです。

また、兄弟との遊びによって噛み付きの抑制やコミュニケーションなど、多くのことを学びますがこれもできません。

さらに、多くのペットショップの犬は怖がりであるなどの好ましくない気質や先天性疾患などの有無を無視して繁殖するような繁殖屋や仔犬製造工場から仕入れられているため、遺伝病を持っていたり気難しい性格だったりすることが多いのです。

「ブリーダー」を名乗っていても、こうしたチェックをしないところは単なる繁殖屋です。

多くの人たちは、何も知らずにこのような難しい犬を買ってくるのです。

ペットショップで目があって「かわいい!」と衝動買いをする。

その後、大きくなるにつれ自分の思い描いていた成長とは違ってきて飼い続けることを放棄してしまう。

身勝手な人たちのせいで、今この瞬間にも保健所で最期の時を迎えようとしている動物たちが数多くいます。

命の重みをしっかりと理解し無責任な人たちがこの世からいなくなる事を願います。

 

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